EPS(Earnings Per Share)ってなに?





まずEPSとは何かを説明します。

EPS(Earnings Per Share)は、株式の収益性を示す重要な財務指標の一つです。EPSは、企業が特定の期間(通常は1年間)に実際に発生させた利益(純利益)を、発行済みの株式数で割ったものです。EPSは、株主にとって企業の収益性を把握するのに役立つ指標であり、投資家や分析家が企業の財務健全性を評価する際に重要な要素の一つとなっています。

EPSの計算式は以下の通りです:

EPS=純利益発行済み株式数

 

年間EPSが増加している銘柄を探す

この見出しを見ると、1つの決算をみて「EPSが上がっているからこの銘柄を買おう。」と思う方がいるかもしれません。そのような方、ちょっと待ってください!どんな企業でも一時的に良い決算を出すことはあります。最近でいうと、コロナウイルス蔓延によるパソコンの特需などです。

このような一時的な要因による好決算に騙されないために、年間EPSが過去3年連続で増加している企業を探してみてください。

直近数四半期でEPSの増加率が高い、ここ数年間でEPSが安定的に増加している

この2点を満たしている企業の株価は大きく上昇する可能性を秘めています!

EPSはどれくらい成長していればいいの?

結論から言うと、高ければ高いほど良いです(笑)ただ不自然な上昇率であれば、一時的な要因な可能性があるので注意してください。

具体的に言うならば、20%以上の年間EPSの増加をしている企業が良いと思います。さらに、アナリストによるコンセンサス予想も確認してください。これも上昇率が高いほど良いです。ただし、コンセンサス予想を下回る決算を出してしまったら株価が下落する可能性があります。

ROEが高い銘柄を探す

ROE(Return on Equity)とは、企業の収益性を評価するための財務指標の一つであり、株主資本利益率とも呼ばれます。ROEは企業の収益力や効率性を測定し、投資家や分析家にとって重要な指標の一つです。ROEは、次の式で計算されます:

ROE = (純利益 / 株主資本) × 100

簡単に言うと、資金をどれだけ効率的に使っているのかを表す指標になります。ROEをみることで、その企業の経営状態が良いのか分かります。

ROEは15%を示していると、個人的には安心できます。